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『香りをつくる』を作る

  • 執筆者の写真: NPOROK
    NPOROK
  • 8月3日
  • 読了時間: 3分

京都『杉乃精』で見てきたこと、香り仙人(笑)村山社長から授かった教え…

京都の香り仙人 『杉乃精』村山社長
京都の香り仙人 『杉乃精』村山社長

それらを基にして、


薪作りの過程で生じる木の皮や端材を燃やして、近隣の里山にある植物を水蒸気で加熱し、香り成分がとけこんだ圧力蒸気を発生させ、それを寄の冷たい流水で冷やして、アロマオイルやフローラルウォーターを得る。


このような仕組みを検討し、それを実装した仕掛けを有志であつまり作り出しました。


ところで、わたしたちの申請が採択された神奈川県「もりみず補助金」を活用のもと、杉乃精さんから購入できた『日向式蒸留装置一式』ですが、上記の仕掛けを作り出すには、素人にとってはけっこう込み入った理解&作業が必要でした。


①セメント、耐火レンガ、耐火モルタルなどを用いた左官工事のこと…

耐火レンガを組んでいく有志たちの手
耐火レンガを組んでいく有志たちの手

②仕掛けの核となる水蒸気蒸留方式という化学のこと…

連携協定をむすぶ東海大学の研究室にてテスト蒸留
連携協定をむすぶ東海大学の研究室にてテスト蒸留

③その他DIYもろもろ…

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もちろん。普段仂ファクトリーが薪割りでどのように運用されているか、を振り返るところから『この仕掛け実装を如何にするか?』の考察を始めています。


7月一週目。

蒸留装置のエンジンに相当する大きなカマドを作るための準備(土台作り)を実施。

レイアウトを割り出し、それに基づいてコンクリートブロックをファクトリー床面へコンクリートで接着。

7月5日。

有志11名により、カマド本体を作成。

杉乃精・村山社長から提供された図面を参考にし、火が3口取れる設計にアレンジ。

7月17日。

有志4名により、蒸留装置の完成を目指す設備構築作業を実施。

40Lの寸胴やフレキ管などによる蒸留系統の配置、煙突や作業棚などの設置。

こうして完成した仂ファクトリーの精油蒸留システム。


さあ、これから寄のどんな香りを紡ぎだしてくれるのか?

去年の「松田町産業まつり」で香り袋、アロマオイルなどを試験販売。好評でした!
去年の「松田町産業まつり」で香り袋、アロマオイルなどを試験販売。好評でした!

そして、木をめぐった活用の環がこれまで以上にブラッシュアップされ、かぐわしき価値をあまた生んでくれるのでは?と期待に胸が膨らみます。

植物満載CARでーす!
植物満載CARでーす!

👇お知らせ


来る8月10日、仂の精油蒸留装置、お披露目の会を実施します。


時間:15時から17、18時


場所:仂ファクトリー(松田町寄4215番地「東雄技研工場跡地」)


一緒に門出を祝ってくださる方、どなたでもお越しください。


クルマでの訪問も可能です。

※構内駐車場が満車になり次第、ほかにご案内できるPが100mほど離れますこと、ご了承ください。


蒸留の見学!歌のライブ!キッチンカーによる軽食ドリンク~など楽しめます。

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